IIDX運指としての片手
2021/08/01 大幅な加筆修正
連皿時の左右分業ではなく、 対称固定+1048式+片手という奇妙な運指について七段が考察します
片手erとの違い
運指の切り替え(崩し)がある
当然だが片手erとは違い、曲中で譜面に応じて固定と片手運指を頻繁に切り替える必要がある
3:5半固定でもそうだが、運指の切り替えは個人差が大きい(場当たり的なベチャ押しなど)
「押せれば正義」なこともあって理想的な運指の切り替えにこだわる必要は全くないと信じているが、DPでいうホームポジション位の方針がないと上達しないのも事実
よって後段では理想的な運指の切り替えについて述べる
加えて片手erは普段のプレイがそのまま練習になるが、片手運指として独立して練習することがときには必要(これも後述)皿側の手の位置が固定ではない
片手erは皿側の手を皿が回しやすい位置に固定することができる
片手運指では皿側の手は鍵盤と皿を行ったり来たりするため、片手erとは違う皿回しになる
3:5半固定も皿側の手は固定なので完全に片手運指固有の概念だが、恐らく自然に出来るようになるので意識する必要はない(はず)
3:5半固定との違い
非皿側の手の切り替えが必要
固定の非皿側の手はDPのホームポジションと違う
(1Pなら4人5親6中7薬のところ、DPの運指を無理やり固定してSP風に表記すると4中5親6薬7小となる) 固定-3:5半固定の切り替え時に非皿側は親指を皿側に寄せればよいのに対して、片手は大きな変化を必要とする皿側に多くのリソース(≒指)を割ける
上述の通り、皿に小指以外の指を割り当てられる分皿要素に強くなる
片手運指の最大のメリットで、手が小さい人なら尚の事この恩恵を受けられる
片手運指との切り替え
理想的な切り替え
固定運指の非皿側、1Pなら4人5親6中と指を置いていることを主体として考える
皿が迫ってきたとき、この3つの鍵盤のうち1つも叩かないか1つの鍵盤のみ叩く瞬間(3つの鍵盤以外は不問)を起点に、DPの認識と運指へと切り替える
はっきり意識したことはないが切り替えの方針を文字に起こすとこうなる焦って上記の瞬間が見極められないとき
4+6の同時押しを起点に運指を切り替え
要は中指と親指、人差し指と親指が同時に拘束されてると切り替えはできないということ(多分)
逆方向の切り替えも上記同様
上達のボトルネック
片手と皿処理を並行して行う技術
3:5半固定もそうかもだが、鍵盤だけ降ってくるときに運指の練習だけしても、いざ皿が来るとうまく処理できないあるある
一方だけの状態で出来るようになっても両方同時に出来るようにはなっていないことが多い
(これどうすりゃいいの)片手運指の非皿側
普段は固定を使うので、片手運指の際に鍵盤が非皿側に寄ってる譜面(1Pなら4567寄りの譜面)の処理技術がちっとも上達しない
普段は7鍵の処理のみで使わない薬指か小指を稼働させるのは辛い
重点的に練習が必要と思われる
とりあえず今つまづいているところとかを参考に自分のメモ書き程度に書き出してみました
片手運指使いが増えたり、あるいは片手運指を使っている人の参考になれば幸いです(ならない)